デスクワークの方必見!長時間座りっぱなしの「腰」への影響とは?
私たち人間の体は、そもそも長時間座るようにはできていませんが、現代のライフスタイルでは、同じ姿勢のまま何時間も過ごしている人が多くいます。職業や年齢を問わず、テレビやスマートフォン、パソコン、タブレット端末の前に座っている時間が、推奨時間より多くなっているのです。
こうしたライフスタイルは当然、私たちの健康に悪影響を及ぼしますが、ちょっとしたことをいくつか変えるだけでこの問題に対処することができます。もっと詳しくみていきましょう!
長時間座りっぱなしが身体に与える影響とは?
長時間座っていることが当たり前になってくると、筋肉を動かすことが減りますが、あくまでも重要なのは「姿勢」です。無理している状態が続くと、首の筋肉が緊張して、悪い姿勢につながると考えられています。
そのうち首が少しずつ湾曲するようになり、頸椎の前弯が大きくなっていきます。こうした姿勢は背中の筋肉、特に肩と上半身をつなぎ、首を固定する筋肉に負担をかけます。
時間の経過により、その部位に圧痛を感じたり、こわばりや痛みが生じたりするでしょう。いわゆるコブができ始め、筋肉が少しずつ弱くなって緊張することで、背中全体が前に曲がるようになるのです。
腰痛の予防・対処法は?
仕事環境や生活スタイルは、誰でも変えられるわけではありませんが、なるべく自分の姿勢を改善することを心がけ、腰痛を予防するために、何らかの工夫をすることはできます。その一つとして、人間工学的な環境にお金をかけるという手があります。
作業環境を快適で生産性の高いものにしてくれる、人間工学に基づいて研究されたアイテムについて知らない方もいるかもしれません。実は最近では、長時間座ることに適した人間工学的なアイテムを設置することに力を入れている企業も多いそうです。
人間工学的なデザインとは、一般的な家具や従来のオフィス家具とはかなり異なります。よって、エルゴノミクスチェアやデスクを購入したい場合は、決して安いものではないことを覚えておいてください。ですが、予算内に収まるアイテムを見つけることはできるでしょう。
それほどお金をかけられない場合は、作業環境をより快適にできるヒントがいくつかあります。例えば、肘の角度が常に90度になるようにする、上腕部は平行になるようにする、太ももは床と平行になるようにする、といったことが挙げられます。
腰痛を和らげる方法は?
腰痛の症状は、痛みが我慢できなくなるまで見過ごしてしまいがちです。腰痛は年齢を問わずあらゆる層に起こるものであり、大抵は2〜3週間で治るということを知っておきましょう。しかし、慢性的な腰痛になると、理学療法が必要になることもあります。
それほど悪化しないためにも、定期的にストレッチや運動を行うようにしましょう。1日のうち数分でもいいので、空いた時間を見つけて体を動かしましょう。ほとんどの医療専門家は積極的に休憩をとることを推奨しています。最低でも、1時間に1回は立ち上がるようにしたほうがいいでしょう。
その次のステップは、週2回は定期的に運動をする習慣をつけることです。これは腰痛だけではなく、健康を維持するための理想的ですので、皆さんぜひ実践してくださいね!